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今年の第9 [音楽]


Philippe Herreweghe - Beethoven The 9 Symphonies (5SACD)

Philippe Herreweghe - Beethoven The 9 Symphonies (5SACD)

  • 出版社/メーカー: Pentatone
  • 発売日: 2011/10/25
  • メディア: CD


今年も残り少なくなり、第9の季節、という事で今年はヘレヴェッヘ指揮ロイヤル・フランダース・フィル(現在はアントワープ交響楽団に改名)の全集盤を聴きました。
ヘレヴェッヘは、古楽出身ということもあり、第1Vnと第2Vnを左右に振り分けた古典的な両翼配置の演奏を多用する(通常配置も使用しています。ケースバイケースですが)指揮者の一人なのですが、この第9は、ヴァイオリンだけではなく
チェロ=中央やや左より
コントラバス=右
というように低音弦楽器を左右に振り分けて配置しているのです(過去にピエール・モントゥーがステレオで録音した時ににこれを採用しています)。これが終楽章のレチタティーヴォと歓喜の主題で効果を発揮しており、またSACDではサラウンドで再生されるのでまさに「立体音響」を具現化した演奏となっています。
もし、SACDのマルチトラック面を再生できる環境がある人ならその効果は実感できるでしょう。
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