台風は怖い

2018年の台風21号では、私の実家や現在の棲家も被害を受けました。屋根が吹き飛ぶし、あちこちからの飛来物が住居にぶつかりガラスは割れる、外壁が剥がられるなど・・・
ただ、実際に問題だったのは、屋根やガラスの修理が完了するまで、1年以上の時間を要した事です。私は親戚が建築会社に勤務しているので、綿密に連絡を取りながら修理への打ち合わせが出来た方だと思うのですが、とにかく彼が言うには「職人の手配が出来ないので順番待ちの状態」でした。
被害のなかった地域から手の空いている業者や職人を被災地に送るようなシステムが出来ないのでしょうか？

窓を普通に閉められるありがたみ

2018年台風21号で割れた、窓に2019年11月14日やっと新しいガラスが嵌め込まれました。長かった・・

台風は一年中発生している

関東人の台風に対する無知につけこんで杉江勇次のような、クリック稼ぎの予報士が跋扈し、その記事でいたずらに恐怖心を煽られる輩が、いかに多いか？
台風は一年中発生している。気圧配置や気流の関係で、日本に近づく台風は7～10月に多いだけであり、近年、SNSの反応を見ていると、偏西風やジェット気流を理解せずに、杉江勇次のごとき煽り屋の記事に過剰に反応する者が多すぎると感じる。
何度も言う、台風は、太平洋のどこかで、1月から12月まで発生してる。これまでの人生で大きな台風の被害に合わなかった関東の人たちは、ただ、それを知らなかっただけだ。
なんども大型台風に被災した西日本の民からみれば、杉江勇次のような煽り記事に過剰に反応する奴らは馬鹿のよう思える。

そして屋根の修理も一年が目処になる。私の実家も2018年9月の被災から、屋根修理が完了したのが2019年8月。その間は台風が直撃しないことを祈るしかないのです。

屋根の補修工事終了

あの台風から概ね11ヶ月。やっと屋根の補修工事が終了しました。しかし、私は忘れない、あの時、当時の大阪府知事が棄民的な行動をとったという事実を。幸いにも（？）大阪市長に鞍替えしたので、大阪市民以外の大阪府民にとってはそれは最大の朗報なのです。

大阪都構想とは選民と棄民の思想だったのだろうか

大阪府北部地震、平成30年台風第21号の災害に対して、大阪府は被災した「大阪市以外の」府民にいったい何を発信したのだろう。地震の直後に起こった西日本の水害、台風被害の後に起こった北海道の地震、大阪府で地震と台風に被災した僕たちは報道もされず忘れられた存在になってしまった。大阪市のような大都市とは違い、地方都市に住んでいる僕たちの意見を汲み取ってくれるメディアは日本には存在しなかった。それをアピールすべき自治体の長はそんな時期に地元にいなかった。

大阪府民は大阪府知事から棄民された！

大阪府知事は「災害対策本部」も立ち上げず、2025年万国博覧会の誘致という名目で欧州へ旅立った。確かに大阪市のような大都市なら自前で瓦礫の撤去や復旧作業を行えるのだろうが、地方都市ではそうはいかない。屋根にはブルーシート、窓にはテープで応急処置、何せ被害に対して地域の業者の絶対数が足りないので本格的な補修や修理などは順番待ち。それもいつまで待てばいいのかわからない。
そんな府民の中には知事のTwitterに批判的な意見をつぶやく人もおり、すると、知事が「誹謗中傷はスルー」と売り言葉に買い言葉状態。不安な日々はまだまだ続く・・

地震も台風も、もう嫌だ。

向かいの母屋の屋根が強風で捲れ上がり道路に落下、その後、宙を舞った破片が我が家の3階の窓を直撃し、ガラスがこのような状態になりました。地震の片付けもやっと一段落したのに、この大型台風。大過なく生きていくのは難しい。